2022/10/05 13:45

チェティナードチキンと相性抜群、「キャベツのポリヤル」のレシピをご紹介します。


【こちらにピッタリ】


チェティナードという街が置かれている、南インドはタミル・ナドゥ州。
この地域の言葉で「野菜炒め」を意味するのが、今回ご紹介する「ポリヤル」というおかずです。


マスタードシードで香り出ししたオイルと、軽くローストしたココナッツの香りが味の骨格。
日本の食卓にはおよそ登場しない風味の組み合わせで思わず身構えてしまいそうですが、味付け自体は意外にも素朴で、やさしい塩味。

カレーやご飯と混ぜながらわしわし食べてもらえるような、そんな南インド・家庭の味です。


この「ポリヤル」、現地で使われる野菜は多岐にわたりますが、今回はシンプルにキャベツのみを使いましょう。
素朴でありながらエキゾチックな風味が魅力の付け合わせ。たっぷりと作るのがおすすめです。

では材料から。


【材料】
  キャベツ 1/4個 約450g (長さ4cm×幅5mm幅くらいに切る)
  しょうが 15g (みじん切り)
  にんにく 15g (みじん切り)
  青唐辛子 1本 (縦半分に切り、種は除いてからみじん切り)
  ココナッツロング 15g
  塩 小1
  サラダ油 25ml

 ▷ホールスパイス
  シナモンカッシャ 5cm長さ
  ブラウンマスタードシード 小さじ2
  クミンシード 小さじ1

 ▷パウダースパイス
  ターメリックパウダー 小さじ1


【下準備】

❶キャベツは長さ4cm×幅5mmくらいに切ります


❷しょうが・にんにくはみじん切りに。
 同じタイミングで投入するので、みじん切りにしたしょうがとにんにくは合わせてしまって構いません。


❸青唐辛子はヘタを落として縦半分に切り、包丁の先などで中の種を取り除き、その後、みじん切りに。
 (まな板や指などに辛み成分がたっぷり付着しているので、唐辛子を扱った後はすぐに道具や手を洗うといいですよ)


❹ココナッツロングをフライパンで乾煎りします。
 少し色づいて甘く香ばしい香りが立つまで、を目安に、冷たい鍋にココナッツを入れてから、弱火にかけていきます。
 火加減は弱火のまま、フライパンを軽く揺すっては放置、を繰り返します。
 色づき始めたら一気に色が変わってくるので、焦がさないように注意を払ってください。

 写真右くらいに色付いたらOKです!



ここまで、素材の計量と下準備が完了したら、いよいよ調理に入っていきます。

【作り方】


①火にかける前の鍋にサラダ油と全てのホールスパイスを入れます。
②弱火を点け、油にスパイスの香りが十分に移るようにゆっくり加熱してゆきます。


③油の温度が上がってくると、マスタードシードがパチパチと弾けて香ばしい香りが漂ってきます。
 そうしたら、キャベツ、しょうが、にんにくを加えます。よく混ぜながら中火で炒めてゆきましょう。



④全体に油が混ざったら蓋をし、弱火にします。このまま動かさず、3分蒸し焼きにします。

⑤3分後に蓋を開け、青唐辛子とターメリックを加えてよく混ぜ、ココナッツロングも加え、弱火のままさらによく混ぜて馴染ませます。



⑥塩を加え、味を整えて完成です


この「キャベツのポリヤル」、温かくても冷たくても、どちらでも美味しいです。
カレーにたっぷり添えて召し上がれ。

ぜひ動画でもご覧ください!
(音声あり|7分32秒)